診断方法(その2)

超音波検査(US)

 超音波検査(ultrasonography)は画像処理のため音波を使い、画像はエックス線フィルムに類似しているオノン(onon)フィルムに記録されますが、放射線被曝が全然ありません。超音波検査は細部では限界があり、ほかの画像診断法に比べて特殊性があります。

静脈性腎盂造影(IVP)

 静脈性腎盂造影(IVP)は、腎臓により血液から尿に濾過される造影剤を静脈注射し、上部尿路の異常を調べる検査です。この過程で撮影された普通のレントゲン写真は上部尿路を示します。この検査は、上部尿路を視覚化することについて特に役立っています。静脈性腎盂造影(IVP)から何を推定するかについてのより多くの情報については、次のURLを御覧ください:http://www.radiologyinfo .org/content/ivp _radiology.htm

逆行性腎盂造影(法)

 静脈性腎盂造影(IVP)と同じような逆行性腎盂造影検査は、膀胱粘膜、尿管及びエックス線における腎臓の状態を把握するために、特別な造影剤を使います。違いは、逆行性腎盂造影では、造影剤が膀胱鏡処置の間に尿管カテーテルによって注入されることです。逆行性腎盂造影検査に加えて膀胱を通じてほかの処置が行われるかもしれません。

コンピュータ画像撮影法(CT)

 コンピュータ画像撮影は、一般的に病期(ステージ)及び事後検査の診断の器機として使われます。しばしば、可視化しやすくするために造影剤が付加的に静脈に注射されます。骨盤のコンピュータ画像撮影(CT)精密検査は、がんが膀胱の隣接組織や骨盤の近くのリンパ節又は肝臓などの遠隔臓器に広がったかもしれないかどうかについての情報を提供するでしょう。コンピュータ画像撮影(CT)精密検査は、身体の回りを回転する特別な器機が多くの角度からエックス線写真を撮ります。コンピュータはそのとき、それらの写真を非常に詳細な横断的な画像に統合します。コンピュータ画像撮影(CT)精密検査は、膀胱を越える転移が疑われているときのみに使用されます。ときどき、磁気共鳴画像(MRI)は、コンピュータ画像撮影法(CT)の代わりに使われます。

排泄性尿路造影(CT urography)

 今なお発展段階で、依然として米国では直ちに利用できない比較的新しい検査の排泄性尿路造影検査及び仮想内視鏡検査法の画像は、専用のマルチスライスによるヘリカルCTのデータセット及び様々な三次元再生技術から生成されます。これらの画像処理技術は尿道の外部で内視的なイメージを提供し、また静脈性尿路造影(ヨード造影剤を静脈注射し、上部尿路の異常を調べる検査)及び超音波検査の制約のいくつかを克服することに役立つ高空間分解能画像を提供することができます。

磁気共鳴画像(MRI)

 磁気共鳴画像(MRI)‐あなたは、医師がこの検査の指示を出すことをためらおうとしていることに気付くかもしれません。それは膀胱がんの病期(ステージ)の判断のためには依然として実験的であると考えられており、コンピュータ画像撮影法(CT)よりも高価で、保険会社が承認しないかもしれません。この検査はコンピュータ画像撮影精密検査(CT)に類似しているけれども、詳細な横断画像を得るために、エックス線の代わりに強力な磁力及び電波を使います。膀胱を越える転移が疑われているならば、磁気共鳴画像検査(MRI)は、膀胱隣接組織、近くのリンパ節又は遠隔臓器のがんを検出するためにときどき使われます。
 
 もし、あなたが、なぜ医師はエックス線、超音波(US)、静脈性腎盂造影(VIP)、コンピュータ画像撮影法(CT)という順番で検査を受けさせ、論争の余地があるかもしれない最後の最善の検査である磁気共鳴画像(MRI)を省こうとしているのかと思われるならば、それは医師があなたの保険会社にほかの検査では結論が出ないので磁気共鳴画像(MRI)を承認したということを証明しなければならないからかもしれません。費用が全然問題でないならば、主治医は最後の検査による画像から得られる発見に興味を持つでしょうから、主治医に磁気共鳴画像(MRI)又はPETでさえ検査の指示を出すことを納得させることはさほどの面倒ではないでしょう。画像診断研究も御覧ください。

MR尿路撮像法(MRU)

 MR尿路撮像法は、コントラスト又は電離放射線がない尿路及び膀胱の全体像を把握する集中度の高い電波を生成するための早急な吸収・緩和促進‐加重されたT2強調スピンエコーパルス列MRI冠状断を使用する新しい技術です。腎不全患者の尿道全体を可視化することができます。それは腎嚢胞、がん、腎盂尿管移行部閉塞、膀胱憩室及び射精管の包嚢を検出することができます。

MRリンパ管撮影

 MRリンパ管撮影は、分化しつつある良性及び遠隔転移リンパ節形態学及び機能の両方についての情報を与える新し見込みがある画像撮影法の種類です。

骨精密検査(骨シンチグラフィー)

 骨精密検査(骨シンチグラフィー)はしばしば偽陽性と同様に偽陰性の結果が得られますけれども、とりわけ後ほどの治療の基本線として使われる最初の治療の段階で骨精密検査が行われたならば、骨への遠隔転移を検出するために依然として私たちが持つ最良のものです。

PET精密検査

 少数の研究が診断器機として潜在的な効用を示したけれども、PET(Positron Emission Tomography)精密検査はまだ直ちに利用できず、膀胱がんの画像における精密検査を行うに当たり、PET利用研修を受けた十分な医師がいないだけではなく、PET精密検査により得られた画像を解釈できる十分な医師もおりません。現在、利用可能な診断器機のいずれもがPETと同様に浸潤及び遠隔転移の範囲を識別することができません。使われた造影剤が尿に集中し、熟練していない医師にとっては膀胱がんの検出のために運用する膀胱の可視化が難しいことから、運用面の問題が克服されるべく残っています。また、画像診断研究も御覧ください。

 出典が示されているもの以外は、ウェンディ・シェリダンが執筆又は編集したものです。
 このページは、2006年11月8日に最終修正が行われました。
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診断方法(その3)
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原本:2007.07.20 10:10
 
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