尿マーカー(その1)
このページ
細胞診、BTA stat検査・BTA TRAK分析(訳注:bladder tumor antigenの頭文字)、NMP22膀胱検査、FISH(訳注:蛍光in situハイブリッド形成法(染色体上の特定遺伝子配列の局在を蛍光色素で標識した探査用物質により検出する方法))、VysisUrosin、ImmunoCyt、FDP(訳注:フィブリノゲン分解産物)、テロメラーゼ(訳注:胚細胞や不死化腫瘍細胞のテロメアDNAを合成するリポタクレオプロテイン酵素)、ヒアルロン酸(訳注:直鎖状の高分子多糖体でグルコサミノグリカンの一種;結合組織に分布し眼球硝子体液・関節滑液中などに含まれます。)、BCLA−4
以下の別ページ
VYSIS;NMP22R膀胱検査;DiagnoCure’s ImmunoCyt
膀胱鏡検査は、膀胱がんを鑑定する「黄金の標準」であり続けるけれども、それは次の欠点を有しています。高価であり、侵襲性があり、多くの人々が不快であると思っていることです。尿検査は、はるかに容易に患者を快く従わせます。
膀胱がんの最も一般的に使われる検査である尿細胞診は、顕微鏡観察により膀胱がん患者の尿に放たれている異常で、悪性の細胞の存在を鑑定します。その方法は、高い特異度(例:ほとんどない偽陽性)を持っています。しかしながら、それは低い感度(例:多くの偽陰性、特に表在性及び低い進行度(グレード)の腫瘍)を持っていて、結果は直接利用可能でなく、「主観的な」解釈に依存します。高い進行度(グレード)の膀胱がん及び上皮内がんを検出することにおいてまったく正確である一方、低い進行度(グレード)のがんを検出するその能力は限定されています。
したがって、尿に基礎を置くマーカー(訳注:標識)検査は、残っている必要なもののいくつかを満たすために開発され続けています。これらのより新しい検査は、低い進行度(グレード)の膀胱がんを検出することにおいてより正確なので、それらは再発の監視において特に有益で、かなり改善し、精密検査、診断及び追跡調査を簡略化し、うまくいけばより初期の段階での疾患の発見を可能にし、したがって治療可能な療法の機会を改善します。
ここで議論された尿マーカー分析は、膀胱がんを検出することにおいて強化された感度を示しました。しかしながら、それぞれの分析は依然として、個々の患者にこれらの道具をどのように最善に適用するかを決定するための臨床試験におけるさらなる確認及び検査を必要としています。近年、より新しい検査のいくつかが、兵器庫の別の武器として泌尿器科医によって使われています。免疫学のマーカーは標準の尿細胞診より優れているけれども、現時点で、尿に結び付けられた検査は、明確な診断道具として完全に膀胱鏡検査に取って代わるのに十分に特定の意味があるものではありません。
これらの検査が何についてであるかを理解するために、「感度」対「特異度」を理解することは有益なことです。
診断検査は、疾患の存在を予測するものです。理想的な診断検査は、疾患患者全員の陽性結果とほかの全員の陰性結果をいつも正しく解答し、――そしてその上、素早く、安全で、簡単で、無痛で、信頼できて、安価でしょう。どの現在の診断検査も理想的でないので、私たちは、それらの臨床の有用性のためにそれぞれを評価する必要があります。実際の場で、どのような診断検査でさえも、感度と特異度の間に妥協点があります。がんの診断において、この妥協点の必要は、がんが私たち自身の組織から生ずるという事実に根付いています。それは、ウイルス又はバクテリアのように私たちの組織への完全な「外来」ではないのです。
診断検査が実行される場合に、4つのあり得る結果があることを覚えていることは重要です。
真陽性――検査が陽性でかつ患者がまさしく疾患を有する場合
偽陽性――検査が陽性でかつ患者が疾患を有さない場合
真陰性――検査が陰性でかつ患者が疾患を有さない場合
偽陰性――検査が陰性でかつ患者がまさしく疾患を有する場合
ここに、これを見る別の方法があります(しばしば「真理表」と呼ばれます。)。
試験結果 疾患存在試験 疾患非存在試験
陽性 真陽性 偽陽性
陰性 偽陰性 真陽性
疾患の感度及び特異度の計算は、四つの可能性のある結果を用いる診断検査を評価する方法です。
感度――これは、正しく陽性の試料を鑑定する検査能力であり、それは、検査がどのようにうまく疾患を鑑定するかをあなたに示します。統計的に、それは、陽性の結果を持つ疾患患者の割合、すなわち、疾患が存在するすべての状況からの「真陽性」の数です。
たとえば、がん患者100名が腫瘍を検出する検査を使って分析されます。80名の陽性結果及び20名の陰性結果があります。これは、検査が80%の感度を有していること―100名のがん患者のうち80名を正しく鑑定し―20名に陰性の結果を与えたことを意味しています。
特異度――これは、正しく陰性の試料を鑑定する検査能力であり、それは検査がどのようにうまく疾患がいつ存在しないのかをあなたに示します。統計的にこれを見る方法は、陰性検査を受けた疾患のない患者の割合、すなわち、疾患が存在しないすべての状況からの「真陰性」の数です。
たとえば、100名の正常で健康な個人が腫瘍を検出する検査を使って分析されます。80名の陽性結果及び20名の陰性結果があります。これは、検査が20%の特異度を有していること―100名の陰性の試料のうち20名を正しく鑑定し―80名に偽陽性の結果を与えたことを意味しています。
出典が示されているもの以外は、ウェンディ・シェリダンが執筆又は編集したものです。
このページは、2006年10月30日月曜日に最終修正が行われました。
This is a tentative Japanese translation of Bladder Cancer WebCafe. http://blcwebcafe.org/urinemarkers.asp
尿マーカー(その2)
トップ 4 新たに診断された方へ
sこのサイトを紹介
w管理者へのメール
181789
原本:2007.11.10 20:47
更新:2008.08.08 23:42