インポテンス(性的不能)、人工ペニス及び代替ペニス(その1)

 ローニ・オルセン著
 
 あたかも尿路変更が十分な外傷的、挑戦的、身体的変更ではないかのように、浸潤性膀胱がんの根治的膀胱切除術を受ける男性患者の大多数はインポテンス(性的不能)に対応するという特別な重荷を負わされるでしょう。インポテンス(性的不能)、性行為のための適正な勃起能力がないことは、当然ながら恐ろしく、最も禁欲的な個人にとってさえ熟考することになる心理的に脅威を与える将来の見通しです。インポテンス(性的不能)は、糖尿病、長期間の高血圧、神経性疾患、脊髄損傷そして多くの場合、根治的骨盤内のがんの外科手術を含むいくつかの病状によって起こされるかもしれません。保守的な人たちは、およそ1000万人の米国人が慢性的なインポテンス(性的不能)に苦しんでいると推計しています。20年前まで、物理的に引き起こされたインポテンス(性的不能)の安全又は適度に容認できる代替装具は、ありませんでした。しかしながら、過去20年間に、医学と工学技術は、身体的インポテンス(性的不能)に対して容認できる選択肢を提供する様々な人工ペニスを開発するために共同しました。結果として、セックス・リハビリテーションは、浸潤性膀胱がん治療の不可欠の一部、つまり、尿瘻形成術(訳注:体内から尿を排出するために開口を造る手術)を受けた男性の自己像(訳注:自己自身、自己の役割、資質、価値などについてのイメージ)及び容認できる生活の質の両方を回復することにおける主要な役割を果たす重要な処置となりました。人工代替物のどれもが自然な勃起の正確な複製品を提供しないけれども、ペニスへの埋込装置は、患者が外科手術前に享楽した性行為に近い行為を回復することを可能にするための十分な類似的なものです。さらに、患者とパートナーの両方は、性的満足度の非常に良い割合を報告しました。しかしながら、このデータにもかかわらず、多くの浸潤性膀胱が患者は、これらの人工代替物の選択肢についての入手可能性又は申し分のない実績のいずれかに気付いていません。彼らは、通常、根治的膀胱切除術に伴う性的機能障害に直面するリスクよりもむしろ、最終的治療を捜し求めることを遅らせるか又は外科治療でさえ全く拒否します。

 性についての情報が実質的には省略されていないだけではなく不可避であるようなこの進歩的な年代においてさえ、男性の性の認識に関係するものについての多くの誤解が依然としてあります。性は、単に勃起の問題ではありません。男性は、勃起又は射精のいずれかがなくても、正常な官能感覚及びオーガズム(訳注:性交時の性快感の極期)に接近し続けることができます。勃起は、膀胱壁及び前立腺壁に沿って動き、海綿体(訳注:陰核・陰茎の本体をなす左右一対の勃起性組織)への血流を制御し捕らえる微細な神経、勃起性の組織が位置するペニスの上側の最大限度の長さを走る二つの長い円筒形の空洞によって引き起こされます。いったん神経が損傷するか、又は外科的に取り除かれたら、海綿体への増大した血流を引き起こすものは何もなく、自然な勃起はもう可能ではありません。

 身体的インポテンス(性的不能)のほとんどの症例は、海綿体に人工ペニスを移植することによって矯正されることができます。いくつかの条件に合った位置の一つの小さな切開を通して挿入され、人工代替物はペニスの先端から恥骨の下の領域まで広がります。尿道つまり尿と精液のための通路は、ペニスの下側に沿って動き、影響されません。

 ペニスへの埋込装置は、正常な勃起を回復させなく、むしろ、二つの円筒形の空洞を充血させて充満するというよりも器官を構成する物質の代用であり、したがって、制御された勃起をもたらします。

 出典が示されているもの以外は、ウェンディ・シェリダンが執筆又は編集したものです。
 このページは、2007年9月16日日曜日に最終修正が行われました。
 This is a tentative Japanese translation of Bladder Cancer WebCafe. http://blcwebcafe.org/impotenceguide.asp

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原本:2007.10.03 06:51

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