人生の諸問題の最後(その7)

癒しと精神性・霊性

 癒しの過程は、人々を自分たちが唯一の誰であるか、そしてこの世界の自分たちの唯一の目的が何であるかという理解に近付ける傾向があるだけではありません。それはまた彼らを神、精神、内面の安らぎ、親交又は私たちが偉大で神秘的なものであると呼ぶことに決める何にでも近付けます。

 ある形態における生命が死の後に続いているという本当の可能性は存在しており、興味をそそる科学的文献は、精神・霊的文章及び異常な臨死体験をした多くの人々の経験を支持します。

 多くのがん患者は精神・霊的な現実の概念を関連付けることはできませんが、彼らは、自然、人類、友人及び家族、美術及び音楽又は科学及び道理と深く関連付けることができます。すべての偉大な精神・霊的伝統の中心には、人間としての経験に値するものへの貢献のすべての形式が最終的に精神・霊的であるという明確な認識があります。この意味において、精神・霊的探求は、私たちのそれぞれがこの世で与えられた最も高い可能性を探究する人生の道の探求です。精神・霊的探求は、無神論者若しくは不可知論者又は自然、家族、人類、美術、音楽又は科学の崇拝者、明確な宗教又は精神・霊的伝統の信者によって完全に着手され得ます。

 癒し及び回復を得るための真剣な探求に没頭するがん患者にとって、これらの考察は抽象的、神学的問題ではありません。祈る者を不意に発見する砲撃下の塹壕の兵士又は忘れられた独房内の死刑執行を待つ囚人のように、がん患者は、しばしば、究極の諸問題を考察すべき切迫した理由があります。自分の人生の意味、自分のために真の価値を持っているもの、自分が死ぬときに起こること、今からどのように生きるべきか。もし、彼が代替がん療法についての本に没頭するならば、彼はがんへの多くの精神・霊的接近方法について読むでしょう。しかし、自分自身を宗教又は精神・霊的信者と見なしませんし、又は文献が描写する精神・霊的経験の種類が自分と無関係であるようであるので、彼はふさがれ、挫折したと感じるかもしれません。そのような人にとっては、心、精神性及び宗教の根本的な区別はこれまで決して明らかにされなかったかもしれません。これらの区別がなければ、自分にとって唯一の人間として真正で、恐らく救命であるであろう心の領分へ通ずる道を見ないかもしれませんし――又は、自分自身に探求する許可を与えないかもしれません。

 私たちは、忍耐、優雅、祈り、瞑想、希望、寛容及び友情が、医薬品、入院、身体拘束又は外科手術と同じくらい私たちの健康の率先した取組みの多くと同様に重要であると認める必要があります。経験の精神・霊的諸要素は、私たちが目的、意味及び希望を見つけることができる苦しみの正面において手近に諸問題を乗り越えるのに役立ちます(1)。

 関連事項:転移性膀胱がん

 出典が示されているもの以外は、ウェンディ・シェリダンが執筆又は編集したものです。
 このページは、2007年11月7日水日曜日に最終修正が行われました。
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原本:2007.09.06 08:32
更新:2007.12.28 11:34

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